基本的な描き方例

基本的な描き方例

Jw_cadを使って図面を作成するとき、基本的な手順を解説します。

 

■補助線を使うのがポイント

 

図は、ほとんどが、直線、円、円弧の組み合わせです。
Jw_cadを使って作図するのは、これらを描くと言い換えることができます。

 

そこで、効率的に描くのによく使うのが補助線です。
補助線を使って作図するということは、

 

 ・直線は、始点と終点を補助線の交点で決める。
 ・円、円弧は、中心を補助線の交点で決める

 

ことです。

 

■四角を補助線を使って描く

 

それでは、四角を例に説明します。
四角をいきなり書く事もできますが、直線4本で書いてみます。
サイズは、たて=50mm、よこ=100mm とします。
まず、流れを箇条書きにします。

 

1 紙のサイズを指定します。
  ここでは、A4にします。
  メニュー: 
   設定−用紙サイズ−A-4

 

2 表示を紙全体にします。
  メニュー:
   設定−画面倍率・文字表示−用紙全体表示   

 

3 今回は、分かりやすい様に、補助線の色を変えておきましょう。(立ち上げ時は、黒色になっています)
  メニュー:
   線属性−補助線色(クリック)−OK(クリック)

 

4 補助線となる、十字の水平線と垂直線を書きます。 
  メニュー:
   線−水平・垂直にチェック−左クリックで始点指示、線表示後、左クリックで終点を指示

 

  ほぼ、紙いっぱいに引いておきます。
  この十字の中心が基準になります。原点(0,0)と思ってください。

 

5  次に、原点の右に、補助線となる縦線を引きます。
   メニューの”複線”を使って、基準の垂直線を、右に50mmの位置にコピーします。
   メニュー:
    複線−複線にする図形を選択(左クリック)  ・・・ここでは垂直線
       −複線間隔に50と入力          ・・・数値を入力すると、コピーされた線が表示される
       −作図する方向を指示(左クリック)   ・・・ここでは、垂直線の右側で左クリック

 

6 同様に、原点の左側にも、垂直線を50mmの位置にコピーします。

 

7 同じ考えで、原点の上に、補助線となる横線を引きます。
  メニューの”複線”を使って、基準の水平線を、上に25mmの位置にコピーします。

 

8 同様に、原点の上側にも、水平線を25mmの位置にコピーします。

 

9 線の色を黒に戻しておきます。
  メニュー:
   線属性−黒色(クリック)−OK(クリック)

 

10 これで、四角を書く補助線が出来ました。
  メニュー”直線”を使って、補助線の交点4点を結びます。
  メニュー:
   線−始点(補助線の交点)の近くで右クリック
     −終点(補助線の交点)の近くで右クリック
これを、4回行います。

 

これで、四角を直線4本で書けました。

 

操作を間違えて、元に戻りたいときは、
 CNTL+Z
または、
 メニュー:
  編集−戻る

 

で戻ります。

 

■補助線を使って四角を描く動画解説

 

補助線を使って四角を描く操作を動画にしましたので、参考にしてください。

 

YouTube Jwcad使い方.com

 

 

補助線は都度消してもいいし、後でまとめて消しても構いません。
ちなみに、私は会社ではAutoCADを使っていますが、同じようなやり方でで作図しています。

 

関連ページ

印刷の基本
印刷の基本的なことを解説します
デスクトップのDXFデータを開く
デスクトップのDXFデータを開く

ダウンロード JWCAD基礎の基礎 基本Tip集 入門講座